麻辣湯(マーラータン)はなぜ若者に人気?流行りの理由と販売や業務用仕入れついて

こんにちは!冷TAKU商品企画部の東山です。

冷TAKUでは700種類を超える商品を取り扱っていますが、その中でもここ最近、特に人気が高まっているのが「麻辣湯(マーラータン)」です。実際に小売店のオーナー様や店長様からは、「若い女性のお客様がよく手に取っている」「SNSで見て来店する方が増えた」といった声を多くいただいています。ピリッとした辛さとヘルシーなイメージをあわせ持つ麻辣湯は、今やトレンドフードとして注目される存在となっています。

この記事では、麻辣湯がなぜこれほどまでに人気を集めているのか、その背景や理由を分かりやすくご紹介します。あわせて、業務用として仕入れる際のポイントや、実際の販売現場で意識したいコツについても触れていきます。小売店での定番商品化を検討している方はもちろん、無人販売店やキッチンカー、イベント出店などで新しいメニューを探している方にも、ヒントとなる内容をお届けします。

麻辣湯とは

麻辣湯(マーラータン)は、中国・四川省発祥のスープ料理で、「麻(マー)」と呼ばれる花椒のしびれる辛さと、「辣(ラー)」で表される唐辛子のストレートな辛さが特徴です。春雨や野菜、肉などを自分の好みで選び、スープで煮込んで食べる一人鍋スタイルのため、気軽に楽しめる点も魅力のひとつです。野菜を多く取り入れやすく、満足感がありながらも重たくなりにくいことから、ヘルシー志向の女性を中心に日本でも人気が広がっています。

では、中国本場の麻辣湯と日本で親しまれている麻辣湯には、どのような違いがあるのでしょうか。本場では花椒や香辛料をふんだんに使い、激辛かつ薬膳色の強い味わいが主流です。一方、日本では辛さを抑えたマイルドな味付けや、野菜多めで食べやすいバランスが好まれ、健康的なイメージを前面に出したスタイルへとアレンジされているのが特徴と言えると思います。

麻辣湯、なぜ若者に人気

麻辣湯は、近年日本でも若者を中心に人気が高まっています。日本ではもともと中華料理に親しみがあり、辛い料理も一定の支持がありますが、その中でも麻辣湯が「今」注目されている背景があると思います。

理由のひとつは、花椒と唐辛子による刺激的で中毒性のある味わいです。それに加えて、春雨や野菜を中心に具材を選べるため、しっかり食べ応えがありながらも低カロリーに抑えやすい点も、若い世代に受け入れられている要因だと思います。薬膳スパイスによる美容や健康への期待感もあり、「辛いけれど罪悪感が少ない食事」というイメージを持たれやすいのも特徴です。

また、具材や辛さを自分好みにカスタマイズできる点も、麻辣湯ならではの魅力です。選んだ具材や仕上がりをSNSに投稿し、「自分だけの一杯」を共有する楽しさが、拡散につながっていると思います。さらに、韓国での麻辣湯ブームも日本での人気を後押ししています。K-POPアイドルや韓国インフルエンサーの投稿をきっかけに注目が集まり、「韓国で流行っているものは日本でも流行る」という流れに乗って、一気に認知が広がったと考えられます。

調理手間がないため、出店メニュー候補としても人気

麻辣湯は、調理の手間が少ない点でも出店メニューとして注目されています。基本的には大鍋ひとつでスープを仕込み、保温しておくだけで準備が完了します。春雨やきのこ、豆腐、肉などの具材は、あらかじめカット済みや冷凍の状態でショーケースに並べておき、注文が入ったらスープに入れて1〜2分煮るだけで提供できます。 炒めや揚げといった工程が不要なため、火加減の調整も最小限で済みます。その結果、1人でも同時に3〜5杯の対応が可能で、ピーク時の回転率はタコスなどの軽食メニューに近い水準になるケースもあるようです。副業として土日だけ営業するスタイルでも、比較的体への負担が少ない点が評価されていると思います。

実際の販売現場からは、「ラーメンより原価は安いのに、1杯の販売価格は高い」「辛さを選べるため、味に関するクレームが少ない」といった声も聞かれます。こうした点から、麻辣湯は効率と収益性のバランスが取りやすいメニューとして、屋台やキッチンカー、イベント出店で選ばれやすくなっていると思います。

麻辣湯の仕入れについて

とはいえ、麻辣湯を一から仕込み、安定した味で提供するのは簡単ではありません。本格的な麻辣湯を作るには、花椒や唐辛子をはじめ、豆板醤、甜麺醤、五香粉など10種類以上の香辛料を使い、配合のバランスを細かく調整する必要があります。さらに、香りを引き出すための炒め工程や、スープとしてまとめる煮込み工程も欠かせず、味の再現性を保つには経験と手間が求められます。 こうした背景から、近年では調理負担を大きく軽減できる業務用の麻辣湯商品が増えています。スープや具材がセットになっており、電子レンジで温めるだけ、もしくは簡単な加熱調理だけで提供できるタイプも登場しています。味のブレが出にくく、オペレーションをシンプルにできる点は、忙しい店舗やイベント出店において大きなメリットだと思います。

麻辣湯とセットメニューにぴったりのデザート

麻辣湯は単品でも満足度の高いメニューですが、味のコントラストや食後の余韻を意識してセット提案を行うことで、客単価アップと満足度向上の両立がしやすくなります。ここでは、麻辣湯と相性が良く、オペレーション面でも導入しやすいおすすめの組み合わせをご紹介します。

・タンフル(糖葫芦)

イチゴやキウイなどのフルーツを串に刺し、飴でコーティングした韓国ブームの定番スイーツです。麻辣湯の辛さのあとに、甘酸っぱさとカリッとした食感が加わることで、味のコントラストを楽しめます。外側のカリッと感から中のフルーツのジューシーさへと変わる食感も魅力で、「マーラータンフルセット」はSNS映えしやすい組み合わせとして注目されていると思います。

・杏仁豆腐

なめらかでクリーミーなアーモンド風味のデザートです。乳製品のまろやかさが、唐辛子由来の辛さを和らげ、口の中をリセットする役割を果たします。キッチンカーやイベント出店では、市販のカップタイプをそのまま提供できるため、オペレーションが簡単な点もメリットです。

・愛玉子ゼリー(オーギョーチー)

台湾発祥のさっぱりとした寒天風ゼリーで、かき氷やシロップと合わせて提供するのが一般的です。ひんやりとした口当たりが麻辣湯の熱さをクールダウンさせ、食後の満足感を高めてくれます。横浜中華街などで仕入れられる商品を活用すれば、他店との差別化にもつながると思います。

まとめ

麻辣湯は、刺激的な味わいとヘルシーなイメージ、そして自分好みにカスタマイズできる楽しさから、若者を中心に人気を集めているメニューです。調理工程がシンプルで回転率を高めやすく、屋台やキッチンカー、イベント出店との相性が良い点も支持されている理由のひとつだと思います。

一方で、本格的な味を一から再現するには仕込みの手間や専門知識が必要になります。そのため、近年は業務用の商品を活用し、安定した味と効率的なオペレーションを両立させる店舗が増えています。新しいメニューとして麻辣湯の導入を検討している方は、販売シーンや運営体制に合わせた形で取り入れてみると、選択肢のひとつとして有効ではないでしょうか。