キッチンカーは何から始める?初心者が不安になりやすい準備と商品選び・仕入れについて

最近、開業や副業についてご相談をいただくことが増えていて、その中でも特に多いのが「キッチンカーを始めてみたい」という声です。初期費用を比較的抑えやすく、準備期間も短い点に魅力を感じる方が多い印象です。実際、ある調査ではキッチンカーの営業台数は2011年から2021年の10年間で2倍以上に増加したとされています。特に2020年以降は、テイクアウト需要の広がりも追い風になりました。一方で、「何から準備すればいいの?」「商品選びや仕入れはどう考えるべき?」と不安を感じている方も少なくありません。

この記事では、キッチンカー開業を考え始めた方が「結局、何から決めればいいの?」と迷わないように、初期準備の流れを順番に整理しています。事業計画やメニュー選びの考え方など、後戻りしにくいポイントを中心にまとめているので、失敗しやすい順番を避けながら準備を進めることができます。また、「メニューは先に決めるべき?後でもいい?」といった多くの方が悩むテーマや、商品選び・仕入れの考え方についても触れているため、自分の状況に合った判断がしやすくなる内容です。

キッチンカー開業準備の手順について

キッチンカー開業準備におけるもっとも重要な最初の手順を紹介します。

・方向性と事業計画を固める

売上目標や必要な利益、初期投資額、回収までの期間などを、まずは大まかな数字で置いて事業計画を考えていきます。完璧な計画を立てる必要はありませんが、「どれくらい売れたら続けられそうか」をイメージしておくことが大切です。副業として始める場合は、先に「自分が動ける枠」を決めておくのがおすすめです。週に何時間なら無理なく続けられるか、睡眠時間や家族との時間も含めて現実的な範囲を考えておくと、あとから負担が大きくなりにくくなります。

・メニューとターゲット・出店場所のイメージ

売る商品(メインメニュー)と、その商品を一番喜んでくれそうなターゲットをイメージしていきます。「自分が美味しいと思った」という気持ちも大切ですが、それに加えて「どんなお客さまに、どんな場面で選ばれるか」を考えることがポイントです。いくつかのメニューを比較しながら、満足してもらいやすい商品を検討していきましょう。あわせて、オフィス街のランチ需要なのか、イベントやフェスを中心にするのか、遊園地やウォーターパークでの販売なのかを想定し、それに合った出店エリアや時間帯をリストアップしておくと、後の準備がスムーズになります。

・仕込み場所と車両・設備の検討

自宅やシェアキッチン、間借り店舗など、まずは仕込み場所の候補を考え、保健所の許可要件を満たせるかを確認します。地域によって条件が異なるため、早めに調べておくと安心です。そのうえで、決めたメニューに合ったキッチンカーを検討していきます。車種やレイアウト、給排水タンクの容量、電源設備、冷蔵庫の有無などを確認しながら、必要に応じて製作や改装を進めていきましょう。

他にも、許可・資格・届出を取得や集客・オペレーション準備も必要になります。

メニューは先に決めたほうがいい?後で決めたほうがいい?

キッチンカー開業を考える中で、多くの方が悩むのが「メニューは先に決めたほうがいいのか、それとも後から決めるべきか」という点です。どちらにもメリットとデメリットがあります。先にメニューを決める場合は、コンセプトがぶれにくく、設備や車両選びでの失敗を防ぎやすい点がメリットです。また、原価率や価格設定から利益計画を立てやすくなります。一方で、実際の売れ筋と合わなかった場合の修正が難しく、設備や車両の柔軟性が下がってしまう点には注意が必要です。状況によっては、機会損失や追加コストが発生することもあります。

商品選び・仕入れのコツ

商品選びは、出店場所やターゲットに合わせて、いくつかの候補を比較しながら検討することが大切です。設備の制約があるキッチンカーでは、調理に手間がかからないメニューを組み合わせて提供することで、オペレーションを安定させつつ客単価アップも狙いやすくなります。仕入れについては、業務スーパーや楽天、Amazonなどを活用する方法もありますが、最近ではネットやSNSで話題のトレンドフードやデザートをまとめて扱っている専門の卸プラットフォームを利用するのも、効率的な選択肢のひとつです。

調理メニューと調理なしメニューを検討

キッチンカーでは、自分で仕込み・調理するメインメニューに加えて、調理なしで提供できる商品の仕入れも検討しておくのがおすすめです。調理メニューだけに頼ると、売れ行きによっては廃棄が出やすくなってしまいます。調理なしメニューを組み合わせることで、ロスを抑えつつ、セット販売やクロスセルによる客単価アップも狙いやすくなります。

楽な仕入れが事業継続に直結

仕入れのしやすさは、売上や原価以上に事業の続けやすさに影響します。発注や在庫管理に手間がかかる仕入れは、忙しい日が続くほど負担になりやすく、結果的に営業の質を下げてしまうこともあります。無理なく続けるためには、発注頻度やロット、欠品時の対応まで含めて「楽に回せる仕入れかどうか」を基準に考えることが大切です。

まとめ

キッチンカー開業は、手軽に始められるイメージがある一方で、準備の順番や考え方を間違えると、思わぬ遠回りになることもあります。大切なのは、いきなりメニューや車両を決めるのではなく、自分のライフスタイルや動ける時間、出店環境などの「前提」を整理することです。そのうえで、ターゲットや商品、仕入れ方法を少しずつ具体化していくことで、無理のない形で準備を進めやすくなります。冷TAKUでは、そうした準備を進める中で負担になりがちな「仕入れ」を、できるだけ楽に続けられるようお手伝いしています。焦らず、自分に合ったやり方で一歩ずつ進めてみてください。